2024年9月18日
本日は使っていない空き家の維持費について、いくつか簡単にご説明させていただきます!!
全く利用していなくても、その不動産を維持し続けるには様々な費用がかかります。
●空き家を維持するためにかかる管理費用
1.固定資産税(数万円~数十万円/年) 固定資産税は、不動産の所在する市区町村が所有者に課す税金です。税率は一般的に1.4%で、固定資産税評価額に基づいて算出されます。建物の固定資産評価額は自治体が決定し、経過年数に応じて減額されていきます。(例えば、評価額1,000万円の建物の場合、年間の固定資産税は14万円になります。毎年5月頃に届く固定資産税の納税通知書等で詳細金額の確認ができます。土地については、住宅用で200㎡以下の場合、評価額が1/6になる優遇措置があるため、税額が抑えられることがあります。)
2.都市計画税 都市計画税は、市街化区域にある土地・建物に課される税金で、税率は一般的に0.3%です。(空き家が市街化区域に属するかどうかは所在地の自治体にお問い合わせください。)評価額に基づいて算出されるため、例えば評価額1,000万円の建物の場合、年間の都市計画税は3万円になります。土地についても優遇措置があり、評価額が1/3になることがあります。
3.火災保険 火災保険の費用は、保険の内容や建物の条件によって異なりますが、年間数万円から数十万円が目安です。保険の内容や契約条件に応じて費用が変わるため、契約時に確認が必要です。
4.光熱費 空き家でも、電気や水道の契約をそのままにしておけば基本使用料が発生します。
5.修繕費用 空き家が老朽化すると、瓦のズレや雨漏り、建材の腐朽などさまざまな修繕が必要になります。修繕には専門業者の依頼が必要で、費用は工事内容によって数万円から数百万円に及ぶことがあります。
6.庭木の剪定やその他維持費用 庭木の剪定は年に数回行う必要があり、業者に依頼する場合は数万から数十万円の費用がかかります。また、不法投棄されてしまった場合で犯人が見つからない場合のごみの処分や、豪雪地帯の場合は雪下ろし作業にも費用がかかります。特に雪下ろしは業者への依頼で数万円の費用が発生することがあります。
このように、空き家を維持するにはこれらの費用が定期的に発生するため、長期間空き家の状態が続くとその負担は増大します。
維持費用は物件の状態や地域によって異なりますが、全体的にはかなりの額になることが多いです。
空き家所有者様は、これらの費用を計画的に管理し、必要に応じて対策を講じることが重要です。
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